どうも、俺です。
何を隠そう俺はグルメが趣味で、東京を中心に全国の美味い飯・店を食べ歩いてきた。
例えば、東京の寿司の名店なら、『すぎた』、『天本』、『なんば』、『鮨あらい』、『鮨 尚充』、『鮨しゅんじ』、『鮨はしもと』、『鮨 すが弥』、『青空』、『海味』、『鮨とかみ』、『島津』、『くろ崎』、『鮨たかはし』、『はっこく』、『波濤』、『匠 進吾』など、これらに限らず色んな店に通ってきた。寿司に限らず。
少し前に、福岡で超有名な『照寿司』に遂に訪問。
照寿司は良くも悪くも有名で、賛否両論あるので、一度は行ってみたいと思い、ようやく念願が叶った。
照寿司の翌日には、福岡の名店『鮨さかい』の予約も取ってあり、両者を比較することで、『照寿司』の実力がより判断できると思い、ワクワクが止まらなかった。
ということで、今回は、照寿司に行った感想を率直に書いていく。
照寿司が気になっている方は参考にどうぞ。
当記事では食レポはしないので、悪しからず。なお、感想は一番最後に記載しているので、感想を知りたい方は最後まで読み飛ばしてくれ。
また、本記事は2021年に執筆したものなので、寿司の味や内容もガラッと変わってる可能性があるので、あくまで参考程度に。
照寿司の特徴
照寿司はかなりイレギュラーな寿司屋なので、まずはその特徴をまとめると、以下。
少し解説しておく。
- 食材が豪華
- 大将がドヤ顔
- シャリは赤酢
- 外国でも人気
- 量が半端じゃない
- 写真撮影を促される
- パフォーマンス重視
- 福岡市内から地味に遠い
- ニューヨークタイムズの掲載歴あり
大将がドヤ顔

ドヤ顔と聞くと悪い意味を連想するが、照寿司の大将のそれは違う。
あくまで、パフォーマンス用として、眉間にシワを寄せ、意図的にドヤ顔をしている。
もちろん、ニューヨークタイムズに掲載された話をする時などは、本来の意味のドヤ顔を感じたがw
したがって、大将のドヤ顔はほぼエンタメなので、真に受けてドヤ顔批判する人は、ちょっと遊び心がなさすぎ。
あまりのドヤ顔に、寿司ではなく大将にピントが合ってしまう。まさにピント泥棒。
量が半端じゃない
照寿司で食事をすると、尋常じゃないくらい腹がパンパンになる。
品数というよりも、1品1品のポーションが大きい。
大食らいの俺ですら腹いっぱいになったので、女性がこのコースを完食するのは、至難の技だろう。
ニューヨークタイムズの掲載歴あり

照寿司の大将は、ニューヨークタイムズの一面に掲載されたことがある。
7月、米ニューヨーク・タイムズ紙に握り寿しを差し出す渡辺氏を載せた全面広告が登場した。広告主の米マスターカードによる世界の飲食店イベント「インターナショナル・カリナリー・コレクティブ」に選ばれ、8月はニューヨークの会場に出店。
日経新聞
日本人としては、イチロー以来の快挙とのこと。
どれくらい凄いかイマイチピンとこないが、イチローと言われると凄い気がするw
余談だが、照寿司の大将のインスタは、2024年7月時点でフォロワーが約70万人。
こんなにフォロワーが多い日本の料理人がどこにいるだろうか?
もはや、芸能人のような存在であり、それくらい世界含めて有名ということ。
写真撮影を促される
照寿司では、写真撮影をかなり促される。
初見だと楽しいので写真を撮るのも楽しいが、途中から撮影するのに飽きるし、疲れてくるのが本音。
実際に、撮った写真を一部だけ紹介していこう。
ポートレートで撮ると、撮影にミスって大将の顔芸がボケてしまう可能性があるので、その点にはご注意を。


この次から、ポートレート撮影で失敗した例。
大将、すまん。


上記の写真は、あくまで一部。
動画や弟子のパフォーマンスを合わせると、20枚弱のドヤ顔パフォーマンス写真を撮ったことになる。
パフォーマンスする大将も大変だとは思うが、こりゃあ撮り続ける俺らも大変だわw
鮨はやっぱりゆっくり食べたいもの。
大将の手渡しのバリエーションは豊富だが、「手渡しにバリエーションいらんねん」とツッコまずにはいられない。手渡のバリエーション世界一。
照寿司で食べたもの
照寿司で出されたつまみと握りの写真を乗せていく。
産地は全然覚えていないので、見て分かる食材のみ記載。
食材は9割が地元産の模様。

鮪、雲丹、キャビアを混ぜた手巻き寿司的な。
名刺代わりの一品が、すでに豪華すぎる。

割愛。

鮑、雲丹、鮑の肝ソース。

追いシャリと追いソースをして、雲丹、鮑のソースとの共演。
このシャリの色を覚えておいてくれ、後ほど解説するので。

蟹。

ハモのフリットに雲丹を乗せた、既視感のない一品。
寿司屋ではあまり「サクッ」とした食感を味わうことは少ないが、変化球となるような軽いサクサク感。

鰹。

名物の巨大なクエ。デカすぎw

プリッとした弾力のあるクエだったような。

寝かせたクエと雲丹。というか、雲丹の大盤振る舞い。

熱々のノドグロ。
写真がブレているのは、熱かったからだろう。

白子のあんかけ。熱々でトロトロで、まあ白子は美味いよな。
ここまでが、前半のつまみ。ここからが後半の握り。

鯖。バタフライと名付けられた一品。
先ほど少し触れたが、照寿司は一貫して赤酢のシャリを使っている。上の写真をご覧の通り、赤を通り越して黒い。もはや、バルサミコ酢にしか見えない。
もちろんシャリの色が全てではないが、照寿司のシャリはとにかく酸味が強烈に強く、歴代最高に酸味の強いシャリだった。

赤貝。
「火星人」と命名している模様。

鳥貝。
率直に言うが、食感と食べ応えは充分だが、貝類は全然美味いと思わなかった。
東京なら『高柿の鮨』の貝類がべらぼうに美味い。

こちらも名物?の海老ドッグ。
海老の甘みを全然感じなかった記憶がある。

大トロ。
これは普通に美味かった(美味くて当たり前だけど)。

烏賊。
シャリと烏賊の間に、ここにも雲丹が隠れている贅沢っぷり。

鯵。

平貝。

ここから2貫は、ニューヨークから連れて帰ってきた弟子のヘンリーの握り。
彼も師匠譲りのドヤ顔を披露してれた。

フグ。

師匠とはまた違った目力を感じる。
というか、ガンを飛ばしているだけじゃねーかw

煮蛤。

名物の鰻バーガー。

うなぎバーガーはジューシーだが、思ったより味は普通だったと記憶している。

お椀。

玉子焼き。
海老の香りが強め。

ピスタチオのアイスで終了。
以上が照寿司でつまみと握り。
照寿司の値段・支払い料金

照寿司のお会計は、41,359円。
2021年当時はお任せコースが税込35,000円で、10%のサービス料が別途取られるので、最低38,500円。
今回は日本酒(爾今)と烏龍茶を飲んで、上記の金額。
照寿司が東京進出?
『天寿し』の天野大将に教えてもらって知ったのだが、照寿司は東京進出の噂がある。
実際、クラウドファンディングで『照寿司 TOKYO』の資金を募集して、4,000万円もの資金調達に成功している。クラファンで4,000万調達は、ガチで凄すぎる…
実際に『照寿司Tokyo』をオープンした模様。ただ、詳細は不明。
不味い?ひどい?照寿司の率直な感想・評価
長くなってすまん、ここからが本題。
今回は、味・サービス・コストパフォーマンスという観点で、率直な感想を述べよう。
あくまで個人的な意見であり、店を貶める気は無いのでご了承を。結局、飯は好みの問題なので。実際、食べログで「美味しい」という意見も多数あるので(食べログはネガティブな投稿は却下されるけど)。
味

俺の口には合わず、美味いとは思わなかった。
厳密に言うと、全体を通して味は普通で、どうしても価格に対するだけの「美味さ」を考えてしまう。
稀に普通に美味いと感じる品もあったが、ほとんどの料理を口にして、「美味い」と唸ることはほぼ無かったし、感動する一品も当然ない。
確かに、高級なネタを使っているのかもしれないが、あまりネタが美味しいようには感じなかった(あるいは、シャリのせいで素材の良さが消えたか)。
ネットの評判には「まずい」という意見があるみたいだが、別に不味くはない。普通。

ただ、やっぱり赤酢のシャリが強すぎて、ネタとの一体感に欠け、俺の口には全然合わなかった。
鮨ジャンルにおいて、会計と味の費用対効果だけで判断すると、過去2番目の満足度の低さかも。
あくまで、「味」と「金額」だけで判断すると。
ちなみに、『照寿司』に行った翌日に『鮨さかい』に行ったが、こちらは素直に感動する旨さがあった。
ハッキリ言って、味の観点では次元が違う。
さらに、少し経ってから、福岡『鮨 唐島』にも行ったが、唐島も感動する旨さがあった。
なので、福岡で美味い鮨を食べたいのであれば、『鮨さかい』や『鮨 唐島』に行けば、OK。
もちろん、予約が取れるのなら、『天寿し』、『近松』、『行天』に行けるに越したことないが。
ちなみに、量やポーションの問題で、途中から食べ疲れし(写真撮影の疲れもあるw)、食後は吐きたいほど胃が悲鳴をあげていた。
もちろん、その日のコンディションの問題もあるが。
サービス

パフォーマンスは、唯一無二。
最近は、東京にもインスタ映えするパフォーマンスのある寿司屋も増えた。
例えば、『鮨 由う』『鮨 在』『鮨 結う翼』『らんまる』『りんだ』など。
しかしながら、照寿司ほどパフォーマンスに振り切った寿司屋は、恐らく全国どこ探してもない。
つまりは、唯一無二の存在であり、唯一無二の体験価値のある店。
写真撮影をかなり要求されるので、途中から俺は飽きたが、今回、改めて写真を振り返ってみると、オモロかったと余韻には浸れる。
一部の感動できる店を除けば、一生記憶に残る外食はそう多くはない。
照寿司については、大将(渡邉貴義氏)の存在感、キャラ、パフォーマンスが際立っているので、良くも悪くも記憶に一生残る。
そういう意味では、照寿司は寿司屋というより、もはや食のテーマパーク。
照寿司は、長崎の『ハウステンボス』と並んで、九州を代表する「テーマパーク」なのだ。
そりゃあ、外国人にもウケるのも納得。
コストパフォーマンス
俺は鮨には味を求めるので、その観点で言えば、コスパは最悪。
同じ福岡で4万円ちょいを払うなら、コース2万円の店に2回行くわ。
ただし、照寿司は料理だけでは評価できないので、人によって費用対効果の捉え方は変わるだろう。
照寿司の総評
『照寿司』は、俺の口には合わなかった。
ぶっちゃけ、美味いとは思えなかった。この辺は、完全に好みの問題もあるが。
しかしながら、照寿司は世界的に有名な寿司屋になりつつあるので、外国人のウケも考慮する必要がある。
そうなると、あの強烈すぎる赤酢のシャリ、過剰なパフォーマンス、シャリとネタのサイズのデカさなど、色々と合点がいく。
外国人ウケや富裕層ウケを考慮すると、照寿司のやり方が一つの「解」であり、日本ウケと外国ウケの最大公約数が今の照寿司のやり方なのかもしれない。
照寿司の大将の渡邉貴義氏は、世界も視野に入れているので、「味」でしか評価しない日本の一部の層からは、叩かれるのも仕方あるまい。
そもそも、見てる世界が違うし、日本人だけを見て鮨を握っている訳ではなさそうなので。
味だけでは評価できないのが、照寿司。
したがって、「美味い寿司が食べたい」「照寿司の味を確かめたい」と思う層は、ガッカリすると思うので、素直に別の店に行った方がいいかも。
その方が確実に満足度が高いから。
では、俺が照寿司に行って、後悔しているかと言うと、そんなことはない。
唯一無二のパフォーマンスを味わえたし、世界に通用する飲食ビジネスについての知見や視点を得られたので。
ただ、リピートは確実にない。1回で十分。
もしかすると、噛めば噛むほど味が出るスルメのような店かもしれないが、自腹で行く気にはなれない。
もし、俺にご馳走してくれる人がいるなら、ついて行くので、問い合わせよりご一報をw
以上が、照寿司の率直な感想でした。
照寿司の大将の著書を合わせて読むと、照寿司に対する理解がより深まるだろう。
福岡の絶品コスパグルメをまとめた記事もあるので、こちらも必読。



コメント(名前・メールは任意)