どうも、Twitterで話題の俺です。
以前、1ヶ月間ほぼ毎日サウナに入る時期が過去に4度あった。
サウナは医学的にも健康に良いと言われているが、実は用法用量を守らないと、危険性やデメリットが内在する。
俺は1ヶ月間ほぼ毎日サウナに入り、痛いほどそれを痛感。
今回はそんな苦い経験を皆さんにもシェアしようと思い、筆を執った(Macを立ち上げた)。
サウナを毎日入ろうと考えている人の参考になれば、幸いだ。
なお、本記事は、医者が書いた『医者が教えるサウナの教科書』を参考にして執筆しているので、医学的根拠に基づいた記事になっている。
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目次
毎日サウナに入る7つのデメリットとは
毎日サウナに入って実際に感じたデメリットは、以下。
- 髪が傷む
- 精子が減る
- 出費がかさむ
- 肌が乾燥する
- 疲労感が溜まる
- ととのい難くなる
- サウナ依存症になる
- 心臓に負担がかかる
髪が傷む
サウナに入ると、髪が痛む。
何となくこれはイメージできるだろうが、1ヶ月間毎日サウナに入って感じたのは、
露骨に頭皮が透けやすくなること。
焦った。
このデメリットは想像していなかったので、焦りまくった。
では、なぜサウナは髪に悪いのか?
友達の美容師のオーナーにも確認して出した結論としては、以下。
- サウナ室の熱
- 水風呂の塩素
- 安物のシャンプー
まず、髪の成分はタンパク質なのだが、タンパク質は熱に弱い。
実際、髪が乾いた状態でサウナ室にこもると分かるが、髪がチリチリになる。
したがって、サウナ室では髪のケアは必須。
サウナハットを利用する or 濡れたタオルを頭に巻くことで、髪の乾燥を回避できるので、必ずどちらかは実施しよう。
人によっては、ヘアオイルを使っている人もいるほどだ。
ちなみに、俺は軽く濡れたタオルを、ターバンのように頭に巻いて、髪をケアしている。
まさに、「頭隠して、股間隠さず」。
次に、サウナ施設によっては、水風呂に塩素を使っており、この塩素も髪を痛める要因。
プールに潜ると、髪がバシバシになるが、あれも髪が傷ついている証拠と言われている。
なので、塩素が入っていると思われる水風呂では、潜らない、水で濡れた手で髪を極力触らない、を徹底しよう。
プールのようなカルキ臭がした場合は、塩素入りと疑った方がいい。あるいは、「サウナイキタイ」で行く予定のサウナ施設を検索し、水風呂の箇所を調べ、「地下水」「天然水」などの記載がないかを調べてみるのも一つの手。
経験則的に、大半のサウナ専用施設では、塩素を使用している確率が高いと思っている。例えば、東京なら『北欧』、愛知や福岡なら『ウェルビー』とか。
最後に、シャンプー問題もあるように、個人的には感じる。
俺は元々、『スカルプD』と呼ばれる抜け毛対策のシャンプーを使っていたのだが、毎日サウナに入っていた時は、スカルプDを使う機会が全然なかった。

サウナ施設に備え付けの安っぽいシャンプーを毎日使っていたのだが、髪にコシとハリが無くなったのを露骨に実感。
その時に初めて、『スカルプD』の効果を実感したわけだが、自分に合わないシャンプーを使い続けるのも、髪に悪影響なので、万全を期すのであれば、自前のシャンプーを用意した方がいいだろう。
男性は騙されたと思って、スカルプDを使ってみてほしい。
ハゲてからでは遅いので、できる対策は未然にしておこう。
精子が減る(可能性がある)
サウナは精子に悪影響を与える調査結果がいくつも出ている。
オーストラリアのシドニー大学のグループが1984年に発表した研究では、ドライサウナ室(85度で相対湿度10%以下)に20分入った場合の精子への影響を調べたところ、精子数がサウナ後1週間に約2/3ほどに減少したとのこと。しかし、サウナ後約5週間で正常に戻り、10週間後には正常よりも増加しました。
『医者が教えるサウナの教科書』
上記のように、サウナと精子の影響を示した調査は色々あるみたいだが、他にも影響を与える要因があるので、ハッキリとは言えない模様。
もし、仮にサウナで精子が減ったとしても、数週間後には戻るので、そこまで気にする必要はないかも。
俺も毎日サウナ生活を1ヶ月間してみたが、精子の増減については、イマイチよく分からなかったw
もし、妊活をする夫婦がいるなら、念には念を入れて、妊活中は旦那のサウナを自粛してもらった方が確実だろう。
出費がかさむ

当たり前だが、毎日サウナに行けば、その分だけ出費がかさむ。
入浴料500円程度の銭湯サウナならまだしも、サウナ専用施設になると料金が1,000-1,500円はかかるので、毎日通うと月3万円のコストになる可能性もある。
お小遣い制の人にとっては、死活問題。
ちなみに、施設によっては、サブスク(月額使い放題)制度を採用しているサウナもごく僅かにあるので、毎日入る人はサブスクのある施設を探してみてもいいかも。
肌が乾燥する
サウナは、美肌効果があると言われている。
サウナで汗をかいたり、血流が促進されたりすることで肌の新陳代謝が促進され、肌の調子が整います。また、サウナ後は、熱刺激を受けたことでHSPが出るため、細胞が修復されます。
『医者が教えるサウナの教科書』
美容系の経営をしている友達も「サウナで肌の細胞が傷つき、それを修復しようとする過程で細胞が生まれ変わる。だから、美肌効果がある」と、ドヤ顔気味に教えてくれた。
まるで、筋肉じゃないか。
筋肉も筋繊維が傷ついては、それを修復する過程で、筋肥大が起こる。
正しくサウナを利用すれば、美肌効果が得られるという訳だ。
逆に、サウナ室では肌が異常に乾燥するので、そのケアを怠ると、逆に肌が乾燥してダメージを受ける。
なので、やるべきことは、
- サウナ後の化粧水と乳液での保湿
- サウナ室の中で濡れタオルで顔をこまめに保湿
女性はこの辺のケアは怠らないと思うが、男性もこの辺のケアはしっかりしよう。
肌が乾燥して汚いと、他人に与える印象が最悪なので。
ちなみに、俺が使っている化粧水&乳液は以下。

この化粧水&乳液は、サウナの聖地『しきじ』で置いてあったものと同じで、『しきじ』で使った際に俺の肌に馴染んだので速攻で購入。
疲労感が溜まる
俺は毎日サウナ生活を過去に4度チャレンジしているが、2回目に感じたのは、
疲労感が抜けないこと。
この2回目の毎日サウナチャレンジでは、毎日3〜11セットとハードなサウナ生活を送っていたのだが、この時は疲労感を毎日覚えていた。
本来であれば、疲労回復になるはずのサウナで疲労が溜まるのは、本末転倒。
後述するマグ万平氏のインタビュー記事にも、「(セット数を)追い込めば追い込むほど疲労感も溜まります」と記載されている。過度にサウナをこなしていれば、疲労がどんどん蓄積するのは、プロサウナーも実感としてあるようだ。
なので、毎日サウナに長く・回数多く入っていると、逆に疲労に繋がる可能性は覚えておきたい。
後述しているTKO木下の事例もそうだが、1日11セットもセット数をこなすと翌日起き上がれなかったというのは、まさに体が負担を感じ疲労を覚えているからに他ならない。
試しに、俺も過去に3度、サウナを1日11セット以上やってみたが、翌日は大幅に寝坊。
どのケースもホテルに泊まっていて、11時チェックアウトだったにも関わらず、起きたのが12時前とか。
したがって、もし毎日サウナに入るのであれば、セット数や時間を軽めにする、あるいはメリハリを付けるのが無難だろう。
ととのい難くなる
これは体感だが、毎日サウナに入るとサウナに慣れてしまい、サウナの気持ちよさが低下する。
逆に、連日仕事を頑張り、仕事後にご褒美で久しぶりに行くサウナは、言葉にならないほど気持ちいい。
毎日焼肉を食べれば飽きるのと同じで、同じ行為を繰り返すと、人はそれに慣れてしまい、そこに価値を感じ難くなる。
毎日サウナに行くと、サウナの感動が間違いなく減るだろう。
サウナ依存症になる
気持ちがいいからと言って、毎日サウナに行くのは、もはやサウナ依存症。
酒やギャンブルと似ていて、実はサウナも脳から快楽/快感物質は出ている。
なので、ハマると中毒性が高いのは想像に難くない。
ある程度は自制して付き合わないと、それこそ毎日サウナに行かないと心が落ち着かなくなる可能性すらある。
サウナに入れなくてソワソワし出したら、黄色信号なので、注意してくれ。
依存症の一歩手前。
サウナで依存症で人生が破滅しかけた作家の話を後述しているので、必ず読んでみてくれ。
心臓に負荷がかかる

サウナは健康に良いと言われているが、入り方を間違えると、心臓に負荷をかけてしまう。
- 毎日サウナ
- 長時間のサウナ
- 極端に冷たい水風呂
- 起床して1時間以内のサウナ など
俺が実際に危機を体感したのは、毎日サウナに入って、ちょうど2週間目に差し掛かろうとしていた時のこと。
その日も、シングル(水風呂の温度が9度以下)の施設に訪れていて、ロウリュのサービスを受けた後に、シングルの水風呂に1分ほど浸かった。
温度差は約100度あったので、エグいほど頭がグワングワン回って、気持ちよさ全開だったのだが、明らかに右腕の感覚がおかしく、人生で感じたことのない脈の打ち方をしていた。
あれはもしかすると、不整脈だったのかもしれない・・・
健康な人にとっては問題ない程度のわずかな時間ですが、サウナ浴後の冷水浴では不整脈が起こる可能性も知っておいてほしいですね。
『Saunner BOOK』
流石にヤバいと感じ、丁度その頃から胸に違和感を覚えるようにもなった。
俺が毎日サウナ生活をしていた時は、基本的にシングルの水風呂に毎日入っていた。シングルの水風呂は心臓に負担がかかるので、シングルな水風呂に毎日入るのは、危険度を高める行為。
胸の違和感に気づいて以降は、サウナは軽めに済ませる程度で続けていたら、いつの間にか胸の違和感は消えていたが、毎日サウナにガッツリ入る危険性を感じた出来事だった。
もちろん、胸の違和感は気のせいの可能性もあるが、注意するに越したことはない。
実際、真偽はさておき、サウナ大好きの西城秀樹や長島秀雄が倒れたのも、サウナが原因と言われている。
サウナで汗をかくと、体の水分が減り、結果として血液がドロドロになる。それによって、シニアの場合、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険性があると言われている。
特に、サウナにおける水風呂はヒートショックに繋がる可能性がある、とも医学的にも言われており、水風呂が心臓の負担になることは『医者が教えるサウナの教科書』にも書かれている。
したがって、用法用量を守って、サウナに通うのが吉。
毎日サウナに入るのは本当に危険?対策は?
とは言え、世の中には毎日サウナに入っている人も実在するのが事実。
マグ万平氏の例

例えば、サウナ界隈で有名なマグ万平氏は、毎日サウナに入るようで、雑誌『ベストサウナ』で以下のように述べている。
(サウナに行く頻度はどれぐらいですか?)「ほぼ毎日です。歯磨きみたいなもので、仕事前に行くことも多いです。今日はまだ行けてなくて、心が乱れています(笑)」
『ベストサウナ』
また、仕事前にサウナに入ると疲れないか?との質問に対しては、「入り方を変える」と言及している。
ガッツリ3セット入ると疲れるので、シャワーを浴びる感覚で交感神経を優位にする程度に留め、軽くサウナに入るとのこと。
なので、彼の場合は毎日サウナに入っているが、1回のサウナの負担は低い模様。
ランサーズ秋吉社長の例

また、『ベストサウナ』によると、ランサーズの社長である秋吉陽介氏も仕事前にサウナに入っていた時期があり、その時は週5-6回は入っていたとのこと。
朝7時から走って、筋トレして、サウナと水風呂に入って出勤するというのが、週5-6日。最近は週2-3日に減っていますが、このルーティンは変わっていません。
『ベストサウナ』
彼の場合は、朝からランニング&筋トレをした後にサウナに入る訳なので、マグ万平氏同様にサクッとシャワー程度に済ませているものと思われる。
ほぼ毎日入るような人は、サウナをサクッと軽く済ませるから、毎日入れるのかもしれない。
というか、仕事前のルーティンが半端ねえw
毎日朝からこれをこなすとは、バイタリティが尋常じゃない・・・
TKO木下の例

逆に、TKOの木本は、ヘビーにサウナに入りすぎた結果、以下のようになったと言及している。
この前なんて午前中に5セット、夜も6セットやったんですよ。そしたら翌日、起き上がれなくなりました(笑)
『ベストサウナ』
TKO木本の例は、体に負荷を掛けすぎた例だが、
やはり、毎日サウナに入るのであれば、軽く入ることが一つのポイント。
西村賢太(作家)の例

作家の西村氏の例は極端で、毎日サウナに通う生活を約25年も続けた模様。
彼の場合は依存症気味で、「サウナは必要悪」と主張しているが、最終的にはサウナ依存から抜け出せて、「助かった」と主張している。
サウナに毎日通うサウナ依存の生活を続けていたら、人生が破綻していたと言うほど。
毎日サウナに通っていた西村氏が言うのが、説得力ある(笑)
歳をとるにつれ、サウナに入った後、疲れて何もできなくなるんですよ。だからこの本を読んでいる若いサウナ好きの人には、自戒の念を込めて、「ほどほどにした方がいいよ」と伝えたい。前の僕みたいなサウナ廃人になってからでは手遅れですから。はっきり言います。サウナは時間の無駄ですよ。
〜中略〜 僕はギリギリのところで真人間に戻れたパターンあのままずっと地獄のサウナ依存を続けていたら、人生が破綻していたんじゃないかな。
〜中略〜 今はサウナが若者の間でもブームになっているそうですが、一線を越えると廃人一直線となるのがサウナの魔力ですから。みなさんもサークル活動程度にとどめておいた方がいいですよ。
『ベストサウナ』
ぶっちゃけ、若い人が上記のコメントを読んでもピンとこないかもしれないが、ギャンブルにせよ薬にせよ、何かに依存している状態は好ましくない。
サウナに毎日入る危険性として、サウナ依存症があることも頭の片隅に入れておこう。
毎日サウナに入る場合の大丈夫な入り方

では、もし、毎日はいるのであれば、どのように入るのが理想か?
仕事前の朝に入ることを想定すると、一つの理想は以下の通り(以下を1〜2セット)。
- STEP
事前準備
お風呂全身浴1分
- STEP
サウナ
5分(脈拍110/分まで)
- STEP
水風呂
10秒
- STEP
退室準備
ぬるいシャワーを浴びて終了
※外気浴・休憩なし
上記は医者が提案する入り方だが、医者ですら、朝サウナに入る場合は、「軽めがいい」と主張し、朝から入る場合は休憩・外気浴なしを推奨している。
毎日サウナに入ることを想定している人の半分以上は朝ウナ目的だと思うが、朝からサウナに入る場合は、体への負担と仕事への影響を考え、サウナは軽めにするのがいいだろう。
あるいは、毎日サウナに入るのであれば、毎日3セット行うのではなく、軽めな日を設けるとか、体への負担が少ない入り方をすることを推奨する。
まとめ
サウナは週に何回通うのが健康に良いのかは定かではないが、週2,3程度に留めるのが、前述のデメリットを考慮した上でも、最適のように感じる。
実際、「サウナスパ健康アドバイザー公式テキスト」にも、週2回が理想と書かれている。
いくらサウナが好きとは言え、体調問題含めたデメリットもあるので、毎日サウナに入ることはあまり推奨しない。
俺も1ヶ月間ほぼサウナに入る生活を何度も経験したが、やはりサウナ毎日生活には否定的。
髪は薄くなるし、胸に違和感は覚えるし、精子も減るし、疲労感が抜けないし、踏んだり蹴ったりだった。
俺のような過ちを繰り返さないためにも、サウナは週2,3程度で留めてくれ。
もちろん、軽く入る程度であれば、週5,6でも問題ないけど。
サウナは健康にも影響を与えるので、正しい知識を持って入るのが重要!
以下の本は俺も何度も読み返したが、サウナの正しい知識を得られるので、全サウナー必読だぞ。
朝サウナの効果やデメリットを検証したら、凄かった話はこちら。
参考 仕事が捗る?朝サウナの効果や4つのデメリットを検証してみた
毎日サウナに入っていたら、ダイエットや自律神経の改善にも繋がって驚いた。