どうも、俺です。
先日、大阪旅行の際、『ゼンティス大阪』に一泊してきた。
2020年夏に開業して、あのパレスホテルが手掛ける宿泊主体型ホテル。
2名で12,000円前後ながら、ラグジュアリー感やセンスが光るホテルで、俺は結構好きなホテルだった。
ということで、今回はゼンティス大阪を紹介していこう。
ビジネスで泊まるもよし、1人でリラックスするもよし、カップルで泊まるもよし、と幅広い用途に使えるので、ぜひ一度イッてみてほしい。
目次
ゼンティス大阪の館内施設
ゼンティス大阪の館内にある施設をまとめると、以下の通り。
結論から言うと、フィットネス以外は、かなりイケてたぞ。
- Room 001
- レストラン
- フィットネス
- ラウンジ(バーエリア)
エントランス・ロビー
外観はこんな感じ。

ホテルが自然に溶け込む感じが、いい感じ。
エントランスに入ると、スタッフが鞄を持って部屋まで運んでくれた。
1万円ちょいのホテルのサービスとしては、手厚いサービス。
が、これを除けば、基本的にはスタッフは干渉してこない、付かず離れずの距離感。
続いて、エレベーター前。

階段は2階のレストランに繋がっており、階段の奥にはラウンジがある。
左手にあるのは、エレベーター。

驚いたのが、インテリアや空間のセンスのよさ。
イケてるインテリア・小物・間接照明を使い、エレベーター前ですら、お洒落な空間に。
この棚そのまんま、俺にくれよ。
部屋にそのまま飾りたい・・・
些細ではあるが、エレベーター待ちの時間も、インテリアを観察して有意義に過ごすことができた。
これは中々ない体験なので、俺はこういう「神は細部に宿る」的な事案に滅法弱い。
レストラン
2階に上がると、レストラン『UPSTAIRZ(アップステアーズ)』があり、東京・中目黒のミシュラン一つ星『クラフタル』のエグゼクティブシェフ大土橋真也氏が監修している模様。
ここのアフタヌーンティーが女子から人気らしく、インスタで「#ゼンティス大阪」と検索すると、映え写真が出てくる出てくる。
レストランにはテラス席もあり、空間がインスタ映え向きなので、カフェ利用する女子が多い様子。

実際に、エレベーター降りた場所からレストランを撮った写真は、下の通り。
中に入って撮った写真ではないので、イマイチ伝わらんねw


ラウンジ
無料で使える宿泊者専用ラウンジは、利用者が少なくて、かなり使い勝が良い。
見てくれ、この洒落た空間を。

お洒落な洋楽がかかっており、家具も統一性があり、ナチュラでモダンな雰囲気。
海外のデザイナーが担当しただけあって、海外感もある。

ここは『ゴシップガール』のロケ地ですか?

とかくソファーが多くてくつろぎやすく、読書や作業にも最適。

テラスには、席も自然も多い。

このちょくちょく感じる自然に溶け込む感じ、俺は好き。

嬉しいことにコーヒーは飲み放題で、クラフトビール、ワイン、ソフトドリンクの有料販売もある。

ドリンク販売が、カップや瓶で統一されているのにも、センスを感じずにはいられない。
以上がラウンジの紹介。
フィットネス

マシーンは充実していないが、宿泊者専用のフィットネスもある。
水の無料サービスも。

喫煙スペース

フィットネスの隣に、喫煙スペースがあるが、壁が本棚っぽいデザインになっており、照明を暗くして、雰囲気のある空間に。
ちなみに、客室は全室禁煙。
Room 001
ゼンティス大阪特有の館内施設が、2階にある『Room 001』。
端的に言うと、ランドリースペースなのだが、
イケてる空間で、遊び心が満載。
実際に、写真で見てみよう。
まず、全体像。

一体、ここは何部屋ですか?

もちろん、ドラム式洗濯機と乾燥機もある。
数日分の洗濯が溜まっていたので、俺ももちろん使わせていただいた。
料金は洗濯機が30分500円、乾燥機は20分100円。

洗濯機に使われる洗剤は木村石鹸の「そまり」というブランドで、洗濯用の液体石けんにもこだわっている模様。

洗濯機を回している間に、作業用のデスクで作業することも可能。
実際に作業してみたが、椅子が高すぎて作業しにくかったw
あくまで、デザイン性>機能性の世界観。

電源もあるので、待ち時間はずっとパソコン作業。

大阪に関連する本が充実。
『飛田新地』の本に手を出さずにはいられなかった・・・
アイロンとアイロン台もあるが、このアイロンは素人が使うには、ちと難しい。

勝手に水が出てくるし、火力が足りんような気がして、思うように扱えず。

インテリアのセンスは相変わらず抜群。

とにかく、大阪関連の本しかない。

面白いのが、なぜか香水のテイスティングができる点。
メンズ、レディース、ユニセックスと3種×3の9つの香水が置いてあるぞ。

唯一ある漫画は『ナニワ金融道』。
チョイスが渋すぎる。

ガチな靴磨きサービスもある(ただし、有料化かつ事前申し出制)。

靴磨きスペースも、上質な雰囲気。

電子レンジとシンクも。

エスプレッソマシーンもあり、無料でコーヒーが飲み放題。

自動販売機も発見。
こんな感じで、宿泊滞在型ホテルを標榜するだけあり、ランドリー系のサービスも抜かりなく。
コインランドリーの待ち時間を新しい視点で捉えた秀逸な空間設計、俺は大大大好き。
待ち時間をこの場で無駄なく過ごせる工夫が散りばめられているし、この空間はおそらく日本で唯一無二ではなかろうか。
心地よい香りに包まれ、上質な家具に触れ、居心地の良さが半端なかった。
ずっとここにいさせてくれよ。
逆を言うと、Room 001を使わないなら、このホテルの満足度は3割減だろう。
なので、ゼンティスホテル大阪に宿泊するなら、ぜひこの空間を活用してみてくれ。
ゼンティス大阪の客室レビュー
続いて、客室を紹介していく。
部屋(Studio)の感想をメリット・デメリットでまとめると、
- Apple TVあり
- タオルは今治製
- テレビが大画面
- 25㎡で広さはそこそこ
- Wi-Fiが速い(40Mbps)
- バスアメニティの香りがいい
- 間接照明なのでムードがある
- ベッドがキングサイズで最高
- 椅子とソファーの両方がある
- シンプル・上品・洗練された空間
- オリジナルパジャマが気持ちよすぎ
- バスタブがない
- 冷蔵庫の冷えが悪い
- トイレと洗面所がセット
- 部屋によっては羨望が悪い
- 横になれるソファーはない
- トイレと風呂が部屋から丸見え
- ボタン一つで消灯できないのは不便
実際に、写真を見ていこう。
玄関入って撮った全体像。

この価格帯なら十分な広さ。

ナチュラルで落ち着いたトーンのインテリアが、お洒落すぎる。

ミネラルウォーター二本が無料。

椅子、ソファー、丸テーブルがあり、テレビは大画面。
配置に無理矢理感を感じるのは、気のせいだろうか。

全室にApple TVも設置で、これは珍しい。
使わんかったけど。

丸テーブルの隣に電源もあったので、パソコン作業の際に助かった。

部屋からシャワールームとトイレを見た図。
「部屋からシャワー室が丸見えじゃないか」と言われそうだが、部屋側にあるロールカーテンを降ろすことは可能。
洗面所の横にボタンがあるので、俺は気づかなかったが。
ただ、カーテンを降ろしても、手前の台辺りからは丸見え。
したがって、裸の付き合いのない男女が泊まる場合は、要注意。
男性諸君、悪用は厳禁だぞ!

バスタブはなく、シャワーとレインシャワーのみ。

ちなみに、玄関横からシャワー室を見ると、なぜか丸見え。
湯気で曇るならいいが、客室から風呂が見えやすい設計の意図は、謎だ。


バスアメニティは、オーストラリア産のナチュラルスキンケアブランドの『HUNTER』。
めちゃくちゃ良い香りだが、俺の髪には全く合わず、髪がバシバシになった。

トイレと洗面所は同じ空間に。
俺は気にしないが、気にする人は気にしそう・・・

余談だが、トイレと洗面所の角に擦りガラスがあるので、部屋から微妙に見えてしまう。
俺は気にならなかったが、Googleの口コミでこれについて文句を垂れている人を見かけた。

アメニティは一通りあり、十分。
化粧水は無い模様。

タオルは今治タオルを使用しており、ふわふわで心地よい肌触り。

ドライヤーはパナソニック製で、ググると、12,800円の模様。
高すぎず、安すぎず。

パジャマは上下セパレートのオリジナルパジャマだが、驚いたのが、
着てみたらなんか温かい。
しかも、香りも心地よく、肌触りが気持ちいい。
寝る前なのに、興奮してしまったが、寝具とパジャマのクオリティの高さで、爆睡したのは言うまでもない。

ベッドはキングサイズ(幅181cm)で、圧倒的に寝やすい大きさ。
しかも、寝具が全体的にまだ新しいので、眠り心地最高。

ベッド横のサイドテーブルだが、照明のインテリアも部屋に馴染んで、お洒落。

電子ポットもあり。

加湿器はFranc franc製。

冷蔵庫はドアが開けにくい上に、冷えが悪かったので、全然ダメ。
確かにガラス張りのお洒落な冷蔵庫だが、ドアを開ける際に、指を詰めそうになった。
ここでも、デザイン製>機能性。

インスタントコーヒー、ティーカップ、小さいグラスはあるが、紅茶はない。
流石に、この価格帯だと、エスプレッソマシーンは無し。
というか、2階のRoom 001に行けば、エスプレッソマシーンがあるので、コーヒーを飲みたい方は、ラウンジかRoom 001へどうぞ。

外が明るいので分かりにくいが、間接照明がイケてるので、夜になるとかなりムードのある雰囲気。
確かに、このベッド周りはインスタ映えもするので、インスタで「#zentisosaka」で検索すると、このベッドの上でインスタグラマー風な写真を撮っている女子が散見される。

6階の部屋で、方角的にも眺めは悪い部屋だった。
地上16階のホテルなので、高階層の部屋は眺めが良い模様。

スリッパは珍しく黒。

ちなみに、廊下はこんな感じ。
以上が、客室レビュー。
ゼンティス大阪の価格
ゼンティス大阪の価格は以下。
部屋の種類 | 1室の価格 | 1名の価格 |
---|---|---|
Studio (25㎡) | 12,622円 | 6,311円 |
Corner Studio Twin Corner Studio King (32㎡) | 17,380円 | 8,690円 |
Suite Twin (57㎡) | – | – |
最新の価格が知りたい方は、以下のサイトから確認してみてくれ。
ちなみに、ショートステイ(12時間)なら9,000円前後で宿泊することも可能。
価格が安いのは、一休。
参考 一休
楽天ユーザーは、『楽天トラベル』で予約すると、ポイントが貯まりまくるぞ。
参考 楽天トラベル
ゼンティス大阪の立地・周辺環境
立地は、ぶっちゃけ微妙。
北新地駅から徒歩5分、JR大阪駅から徒歩15分ほど。
周辺環境は、飲食店やキャバクラ・クラブが多く、18時頃から派手な女性や美人な女性をチラホラ見かける。
ちょくちょく、柄の悪そうな男性も。
周辺のおすすめ飲食店
友達に勧められたのが『中華バル サワダ』。
ミシュラン一つ星の『中国菜エスサワダ』の姉妹店で、本店に比べると価格帯が半額の高コスパの店。
俺は行けていないが、友達の評価および口コミを分析する限り、アタリの店だと思われる。
ちなみに、俺は宿泊当日の晩飯は『さつま』に予約なしで突撃したが、見事玉砕。
次回は事前に予約を取って、リベンジしたい次第。
駐車場

ゼンティス大阪に駐車場はない。
代わりに、提携している有料駐車場が二箇所。
- 新堂島ビル駐車場
- 立駐梅新ビル駐車場
料金はどちらも、14:00〜翌11:00で3,000円、11:00〜14:00までが500円。
したがって、チェックアウトの少し前の時間にホテルを出れば、1日3,000円で駐車が可能。
宿泊記まとめ
ゼンティス大阪の感想・評価をガチでまとめると、
- ジムある
- ラウンジが最強
- 幅広い用途で使えそう
- ビジホより断然イケてる
- センスが光る客室・館内
- ランドリースペースが唯一無二
- 駐車場が無い
- 客室に癖が若干ある
- 立地・アクセスが悪い
- Studioだとバスタブ無し
どちらかと言うと、女性や客室・館内のおしゃれさを重視する若者向け。
おじさんにはあまり向かないかも。
体験を重視する人向けかな。
この手の斬新な体験があるタイプのホテルは、2回目行った時にどう感じるか(メズム東京とか)。
この内容で2名1.2万円なら、コスパ良し。
さすが、パレスホテルが手掛けるだけある。
機会があれば、またイキタイ。
価格が1室4,000円台で、大浴場や露天風呂を重視する人には、以下のホテルもオススメ!
和風ホテルでコスパ最強なのが『野乃 なんば』で、温泉とサウナ付きで俺の推しホテルだ。
参考 『野乃 なんば』の宿泊記。大阪の中心で「ととのったー」と叫ぶ
コンセプトは異なるが、『W大阪OSAKA』も圧倒的にイケてるので、記事をぜひ読んでみてほしい。